レガート日記 たまごの気持ち(漢方の本陣薬局ブログbyサト)

滋賀県の漢方薬局で、周期調節法によって、子宝相談、女性の悩みの相談をしています。 たくさんの女性の笑顔に出会いたいな。 悩める女性のために出来るだけのお手伝いがしたいな。そんなことを考えながら、毎日漢方相談をしています。  創業江戸時代末期、薬剤師第一号という、何とも歴史ある薬局に嫁いで来た直後、ダイ先生の突然の入院。3年間の入退院の繰り返し・・・・つらかったあのころの体験が、きっと役に立つと思っています。一人でも幸せなカップルが増えますように。

2017年11月

温め過ぎても、卵の質が悪くなる・・・

温活という言葉を
よく目にします

先日からぐっと寒くなり
せっせと温活されている方も多いのかなと・・・

少し前は
冷たいアイスクリームを気にせず食べたり
冷えたジュースや、冷たい食べ物でも
おいしければ、抵抗なく口にされている方も多かったのですが

最近、最初にご相談で伺うと
たいていの方は
「冷たい食べ物は控えています!」

そのようなお返事が

とてもいい傾向だなと思います

でも一生懸命のあまり
温め過ぎてしまって

電気毛布で
汗をかきながら寝られていたり

岩盤浴に通い詰めすぎたり

そんなときには
体温はギザギザ
低温期にもかかわらず、36.5度以上が時々あったり
排卵のころのオリモノが少なくなってしまったり

排卵のころのオリモノが少ないということは
体液が減ってしまって
すべての細胞のうるおいが奪われがちということ・・・

「水」の力は計り知れなく
「水」が不足した細胞は
老化への道が早まってしまいます

その結果
卵の質が悪くなるのです

温活し過ぎると
ゆでたまごちゃんに

今週はほっと一息
寒さが緩むようですが

12月体を冷やさないように
温め過ぎないように
上手に妊活できるといいですね!

寝る時のおすすめの温活
週1回布団乾燥機を使ってお布団をしっかり乾燥
寝る前のお布団の温めはほんのりと
(熱すぎると、汗をかいて寒さで起きることがあります)
羽毛布団は足元の熱を逃さないようにカバーをかける
寝間着は綿または絹素材に

「高齢不妊の対応と卵子の活性化」足立病院 中山貴弘先生ー後半

先日の続きです

老化危険因子の評価という内容について

心身のストレスによって、
「コルチゾール」が使われ続けてしまって減少し、
「副腎疲労症」の状態に陥ると

筋肉量が減り
うつ・記憶障害になってしまうのですが

不妊患者はこのような状況になりやすい
ホルモンバランスになっているとのこと

興味深いのは

「くよくよしたらまず歩く!」

このことが、実はコルチゾールが出すぎるのを
抑えることにつながる
ということです

最後に
糖化ストレスについての話

やはりここでも
糖タンパクのお話が出ました!

AGESは
人類最大の敵


そのように触れられ

活性酸素よりも悪い

という言葉・・・・

AGEsについては
前回8月の講義で、ちょうど話を聞き
以下のブログで紹介させていただいたところです
      ↓
卵子はよみがえるというお話し2

さらにこのことについて
真剣に考える必要がありそうです

そのほか
ここだけのお話の産み分けについて
まだまだホットな話題の
「着床に適した子宮内環境を目指して」というないようなど

時間が無くて紹介しきれないのが残念ですが
この内容を
周期調節法でどのように考えて対応していくか
中医学講師の劉伶先生、張立也先生、王愛延先生の講義

image


まだまだ周期調節法は
進化が止まりません!


「高齢不妊の対応と卵子の活性化」足立病院 中山貴弘先生ー前半

ここのところの冷え込みは
厳しいですね・・・

急に冷え込むと
風邪をひかれる方が続出

急に冷え込んだ時は
「衛益顆粒」を服用・・・・
背中から首筋が冷えた感じがするときは
温まるまで3時間間隔ほどで服用するのがいいですよ


11月19日(日)20日(月)は
中医不妊症 上級コースのグループミーティングでした

1日目の内容は足立病院 生殖内分泌センター 中山貴弘先生を迎え
高齢不妊の対応と卵子の活性化という題名で講義をしていただきました


image

中山先生は、2011年の米井嘉一氏による
アンチエイジング医学への期待
ー卵巣のアンチエイジングを考える
」という文献を
今でも参考にされているとのこと

その文献について
詳しく説明していただいたのですが
妊活をされている方にとって
大切な内容であり
漢方薬の考え方と共通する点も多く興味深い内容でした

興味をひいた内容は
筋年齢についての記述部分で

筋年齢とは単純に言いかえれば
筋肉量」で考え、筋肉量が多ければ筋年齢は若く
筋肉量が少なければ筋年齢は老化しているということにつながります

衰えやすいのは大腿筋体幹
筋肉量があれば、インスリン抵抗性を予防でき
糖化ストレス予防につながることになる

インスリン抵抗性を予防できれば
排卵障害を防ぐことができます。
つまり多嚢胞性卵巣症候群のかたにとっては
とても大切なことです

糖化ストレスを予防できれば
卵の老化を防ぐことができます

良く皆さんに
スクワットと、ドローインをお勧めしているのですが
これはさらにお勧めしなければ!

中山先生のお話は後半に続きます・・・・


卵の質をよくするために・・・AMHが低くても!

AMH(アンチミューラリアンホルモン)は
卵巣の老化程度の指標として、代表的な測定方法です

最近は
若い方でも測定される方も増えつつあり
30歳前半でも「AMHが低いので」

そのようにお話される方が見られるように・・・・!

確かにいい面もありますが
焦らない心で毎日を過ごすことがとても大切胃も関わらず

以前だったら
変に心配せず
ゆっくり体調を整えることに専念したほうが
妊娠に近付ける と思われるような方でも

「AMHが低いので、すぐに体外受精を始めました」と

30歳前半でも
相談に来られた時には
数回以上の体外受精をされている方も!


このAMHですが
「卵子がよみがえる」のご講演の際にも触れられましたが
フォローの方法によっては、AMHの改善も見込める可能性があるということ
これがとても大切なことなのです


卵巣の機能低下や
年齢的要因で妊娠しにくくなっている方ほど

焦らず、丁寧に卵を育ててあげること

上記が非常に大切です

治療を続けて疲れてしまっている卵巣は痩馬

痩馬に鞭を打って倒れてしまうまえに
大切に育ててあげるべきです

40歳以下でも
AMHが低いということは
もともと卵が少ない場合と
何らかの原因で早くなくなってしまったことに分けて考えさせていただきます


もともと卵が少ない場合
これはホルモンの力
「腎精」が不足している ということになりますから
この場合「血肉友情の品を使う」(つまり動物生薬)中国ではここを大切にし
夏先生も「亀板」「別甲」「鹿角」などの製剤を多用されていました

そして卵を大切に育むために眠りをよくするため
心を落ち着ける「寧心」の考え方のもとに
漢方処方を組み合わせ、ゆっくり静かに補う「補法」が中心の処方構成です

この時に、強い刺激は避けるべきです

これはとても大切な考え方であり
私もこの方法を基本として対応させていただきます

そしてもう一つ大切なことは
後者です

卵の減少が通常よりも著しい可能性もあります

この場合免疫性疾患が関連する可能性があり
そこを考え
「黄耆」の入った処方や
「キノコ製剤」などを服用していただくことも考えます

花粉症、アトピー、膠原病などの持病がある場合
注意が必要です


そして

二つの場合に共通して言えること

ストレスを緩和し
リラックスする漢方薬をサポート役にすることです

「肝」が自律神経と関係しますから
「疏肝」という方法でフォローします

「補腎」「寧心」「疏肝」

この3つのキーワードが非常に大切
これから先も
この方法と、活血を上手に組み合わせること

AMHが低くても
卵の質が良ければ妊娠につながる・・・・

そんな方にたくさん遭遇し
実感していることです


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