レガート日記 たまごの気持ち(漢方の本陣薬局ブログbyサト)

滋賀県の漢方薬局で、周期調節法によって、子宝相談、女性の悩みの相談をしています。 たくさんの女性の笑顔に出会いたいな。 悩める女性のために出来るだけのお手伝いがしたいな。そんなことを考えながら、毎日漢方相談をしています。  創業江戸時代末期、薬剤師第一号という、何とも歴史ある薬局に嫁いで来た直後、ダイ先生の突然の入院。3年間の入退院の繰り返し・・・・つらかったあのころの体験が、きっと役に立つと思っています。一人でも幸せなカップルが増えますように。

40歳の不妊

「卵子はよみがえる」というお話し2

4.AGE(終末糖化産物)が卵子を老化する
 
 AGEは糖化タンパクです
今話題ですが、平たく言うと、
タンパク質がひっついたもの。。。です

糖は、お砂糖パン、うどん、ごはんなどの炭水化物

このAGEを たくさん作って からだにためてしまうと
あらゆるところが 老化していきます

出来てしまったAGEから体を守ること、卵子を守ること

これが卵子の老化を防ぐ大きなポイントになるのですが・・・・・・

ここで、先生は 丹參 という生薬についてクローズアップされました

これは、大変興味深い報告です

小杉先生の話によると

丹参にはAGEs抑止作用があり、
それが卵子の育つ環境を良くし、質のよい卵子作りにつながるとのこと

丹参製剤ののAGE抑止作用については、
もう長い間研究されていることであり
私たちにとっては当たり前になりつつある話です 


排卵障害
長期閉経になってしまった場合
高齢の不妊の方などには
丹参を含む漢方処方を服用していただく必要性を感じ
服用をお勧めすることが多いのですが

結果としてこのようなたちでわかることが多いのは
大変興味深く感じました



そしてもう一つ
面白いお話として

原始卵胞の発育を活性化させる PI3K-Aktシグナル伝達経路

丹参が作用し、
それによって本来閉鎖してしまいそうな原始卵胞

新たに成長し始める ということです。

つまり今まで常識だった

「卵は減るばかり」

という考え方が覆され

卵を増やすことが出来るかもしれない
ということなのです

やはり、漢方薬の秘めている無限の力を感じます


その後は劉伶先生による
「卵巣機能低下(高齢)の中医学的対応」でした

ブログを書くうちに
時間はあっという間に過ぎてしまいます
皆さんに夜更かしをしないように・・・
そうお伝えしているのに


image

劉伶先生のお話については
いつかお話したいと思います・・・



8月からの新しい仲間
竹内美香穂
Twitterにて中医学や漢方、養生法、薬膳、アロマ、ツボなど情報配信中

  ↓↓↓↓  

https://twitter.com/mikaho_takeuchi【不定期で市販の漢方薬を解説しています。】

9月24日(日)~28日(水)まで
中国南京中医薬大学付属病院産婦人科で研修のため
子宝婦人科相談を休ませていただきます

原発性卵巣機能不全に対する治療の攻略と症例検討

26日土曜日・27日(日)は東京で開催される

中医不妊症のスクーリングに出席してきました
今回のスクーリングでも、非常に大きな希望となるヒントを
得られたました
行く時よりも、何倍も元気になって帰路につけた気持ちです

1日目は

前半 王愛延先生による「男性不妊の対応について」

image


今までのまとめのような形で
明確に分類して講義

私もいつも実感するのですが
男性不妊の方の相談を受ける場合
体調の不良を訴えられる場合より
あまり不調を言われない場合のほうが多いということです
一見元気そうに見える方でも
男性不妊の可能性があるということを心にとめなければならない・・・
話を伺いながら
再度注意深く対応させていただこうと思いました


そして
山東中医薬大学附属病院 産婦人科教授
孫振高先生による

「原発性卵巣機能不全(POI)に対する治療の攻略」

     image

中国では一人っ子政策が廃止され
二人目を望む高齢の不妊患者が急増しているようです

最近の中国の研修では
以前よりも高齢の不妊患者が増加しているようです

まず原発性機能不全(POI)の定義ですが
ESHRE(欧州人生殖医学会)2015により新定義となりました

1.40歳以下の女性
2.持続的に4カ月以上閉経或いは稀発月経
3.2回以上の測定で、FSH≧25(4週間以上の間隔を置いて)

POIの発生率は40歳以下の場合100人に1人
      30歳以下では1000人に1人という割合・・・

何より「なぜ?私が?」
突然40歳手前で閉経に至る、または卵巣の機能が低下してくことに
戸惑うばかりだと思いますが

病因としては明らかになっているものだけを上げると

遺伝子関連・・・染色体異常
代謝性疾患・・・ガラクトース血症、17α‐水酸化欠損症
自己免疫疾患・・APS(多腺性自己免疫症候群)、ドライアイ症候群、重症筋無力症
医原性・・・・・化学療法、放射線療法、手術
ウィルスなど・・流行性耳下腺炎、HIV感染

これはあくまでも明らかになっているものだけですから
当然このほかにも原因は考えられると思います

上記のことについて医原性についてさらに詳しく
講演されました

最近では子宮内膜症などの
チョコレート嚢腫の摘出術によって、卵巣機能が著しく低下する可能性については
わりと認識されつつありますが
これはかなり実感することが多く
もし漢方薬の服用によって、子宮内膜症による様々な障害が緩和できれば
手術の選択を留まっていただけたらと思っています

POIの診断としては
AMH(アンチミューラリアンホルモン)の測定値が安定しているので
最近はこの測定値を基準とされているようです

中国の中医薬病院産婦人科では
先生によって漢方薬だけではなくホルモンなども使用されることが多くあります

この卵巣機能不全に対しても

重症の場合
漢方薬だけではなく
少量のエストロゲン製剤を使用する方法について紹介されていました

この件については
基本的に日本では
ホルモンによって生理周期をコントロールされる場合が多く
病院でのホルモン周期と同時に
漢方薬で対応する状況が必然的に多くなるので
大変参考になる内容です

処方例としては
長い閉経状態で更年期のような症状が出ていることに対して
ストレスを緩和する疎肝理気の漢方薬を最初に処方して症状を緩和し
その後、卵巣機能を高める補腎陰陽の漢方薬を組み合わせ
徐々に卵巣機能を高める漢方薬の処方を拝見し

改めて基本に忠実に考えて対処することの大切さを
再認識いたしました

また次は
「卵子はよみがえる」の著者 ウィメンズクリニック南青山の院長
小杉好紀先生のお話を近いうちにしたいと思います
この先生のお話が私にとっては今回一番の収穫でしたよ

~お知らせ~
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眠りをよくするには・・・・・・・食事編

前回は眠りをよくするための
生活養生について書いてみました

今日は食事について書いて見ようと思います


眠りが悪いのは
やはりストレスがある場合が一番ですが
ミネラル・栄養不足も眠りが悪くなる原因です 

気の流れを良くする食材を
この時期積極的にとり

血液を補う食材と組み合わせることで
眠りをよくするサポートにつながります

また、眠りをつかさどる臓器は「心」
「心 」をサポートする食材とともに
上手に取り入れてみましょう

気の流れを良くする食材
 セロリ・三つ葉・春菊
 ミカンなどの柑橘系
 苦瓜
 あさり・しじみなど
 いか
 レバー・豚・鶏
 

血液を補い眠りをよくする
 棗
 枸杞の実
 
「心」をサポートする
 苦瓜・セロリ・ふきのとう・らっきょう

心を補う味は「苦」なので
にがい味のものは基本的に「心」を補います

毎日少しずつ取り入れることも
偏った体の状況のサポートになります

漢方薬の煎じ薬を作ることも多いのですが
いつも感じるのは

生薬と食材として使われるものも多いということです
そして、その食材に様な生薬を、それほど大量ではなく
乾燥したものを、時には1日分1グラム以下の量を煎じていただくことも多いのです

それなら薬用があるといわれている食材も、通常の量で
きっと効果があると思います


眠りを良くするには・・・・妊活で大切なこと

40歳以上になると、眠りが悪く妊活から遠のいてしまうというお話をしました

これはなかなか難しい問題です

でも、睡眠薬にだけは頼りたくないですね
できるだけ自然に眠れるような工夫をあきらめず・・・

 睡眠時間は7時間眠れるようにしましょう。


 1.眠る直前は、スマホ、パソコンなどを見ない

2.入浴は寝る2時間前までに済ませるようにする

3.夜に興奮するテレビや本を見ないようにする

4.夕方以降に心拍の上がる運動をしない

5.朝一番に太陽の光を浴びましょう

6.夏のクーラーは、就寝時28度以上で、
   熱帯夜の時は我慢しすぎず朝までつけた

ままにした方が熟睡できるというデータがあります。
  (27度以下でタイマー
をかけて眠ると、
             夜中に起きる原因になります)  


寝具1週間に1回は布団乾燥機などで乾かしましょう。
   ふわふわにするのが大切で
す。
   寝間着は木綿か絹素材で汗を吸うものにしましょう。

また次回はお食事について・・・・
書いてみようと思います 

40歳を超えても、大切なことは同じ

「妊娠したかもしれません」
そのように、お電話をいただいたNさん

報告をいただく直前
体温を見ながら
最近の様子を伺いつつ
「あ、これは妊娠される日も近いかな」
そう思って、そんな会話をさせていただいた直後のお電話

時々こんなことがあります

Nさんも、実感されたようで
去年風邪を良くひかれていたころ

「風邪をひいていると、妊娠できないし
流産も多いんですよ」

生理が来て落ち込むご様子にそんなお話を繰り返しさせていただいたこと
思い出しながら
「やっぱりそうでしたよね」
そのように、二人で納得していました

悩んでいる真っ最中は、なかなかそこまで思わないのですが・・・・ 


体調を整えること
体調が整ったら妊娠に近づく・・・

これは本当は当たり前のことなのですが
焦っていると
どうしてもそのような余裕がなくなってしまう・・・・

40歳以上になると
卵巣年齢が気になってしまい
体調を整えることよりも先に
「妊娠すること」中心で
風邪をひいていても、排卵期が来たらタイミング・・・・

そして風邪が悪化

これは、妊娠からどんどん遠のいてしまいます

子宝の臓器は「腎」
ストレスなどの気持ちにかかわる臓器は「肝」

妊活はその二つのフォローが大切

でも、肝と腎を養うためには「脾」がしっかりしていること

通常その3点をポイントにおいて漢方薬を考えるのですが
40歳以上になるとストレスが大きくなり

「心」に影響が及び、眠りが悪くなります

40歳以上になって最近眠りが悪い
以前より眠りが悪い

そんな症状がある方は
「心」のフォローは必須です

このフォローをしっかりさせていただくと
とてもいい効果が出てくるのです

がむしゃらに頑張るのではなく
やはり体の声を聴きながら
卵を大切に育ててあげること

結局それが
遠回りに見えて
近道になるのですね

わかっていても難しい
そしてそれでも心にとめてほしいこと・・・

ダイ先生は本日夜から九州へ!!
糸錬功の師匠のもとに行きました

さ!私も頑張って勉強しよ


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